
1/20 Fukushimaをきいてみる

福島と世界の今を、共に考える。
ドキュメンタリー映画シリーズ『1/20 Fukushimaをきいてみる』
1/10から1/20へ——福島を見つめ続ける記録
2013年から2023年にかけて制作された長編ドキュメンタリーシリーズ『1/10 Fukushimaをきいてみる』は、福島で暮らす人々の「本当に伝えたいこと」に耳を傾け、国内外の映画祭での受賞や、学校・企業研修での上映を通じて、多くの対話の場を生んできました。
この10年間の歩みを経て、2024年から新たに始まったのが、短編映画シリーズ『1/20 Fukushimaをきいてみる』です。
当初は10年の計画だった本シリーズですが、より長期的な視点で福島を捉え続けるため、「1本につき1つのテーマ」に絞った短編映画シリーズへと発展しました。

シリーズ第1作「1/20 Fukushimaをきいてみる
―福島にイスラエルの高校生が来た―」
福島と中東——遠く離れた二つの地に、共通する問いがあります。
『1/20 Fukushimaをきいてみる』第1作は、福島の新たな局面と中東の問題を交差させた18分のドキュメンタリー。
ガザ地区への攻撃で世界から厳しい視線を向けられるイスラエル。その地から福島へやってきた高校生たちを、津波で家族を失った木村紀夫さんは複雑な思いを抱えながらも迎え入れました。
「対話は可能なのか?」
高校生たちは福島でこの問いに向き合います。ある生徒は、イスラエルでは憎しみを持つ相手とは話し合いの場すら持てない現実を痛感。しかし、福島では、それを超えて対話に向き合う人々がいることを知ります。
福島の地で生まれた対話は、分断を超える一歩となるのか――
この映画は、対話の力と、その可能性 を探る作品です。
【本作から得られる視点】
・意見が対立する相手とも、「対話する」姿勢を持つことの大切さ
・「組織」とそれを形づくる「個人」との関係に目を向けること
・社会課題に向き合うための、自分にできる一歩を見つける視点
・怒りという感情を否定せず、どう扱い、どう表現するかを見つめ直す機会
【本作に寄せられた感想】
・短編映画、最終的には約20分という短いものでしたが、脳内感覚では1時間かそれ以上の情報量と良い意味での重量感があるものでした。(10代)
・対話になることが自体が難しいことが多いと思うけれど、どんな人でもどんな状況でも、みんなで対話できたらいい。課題は山積みと思いますが、こうであったらすごくいいという見本を見せていただき、心がふるえました。(50代)
・対立していても何も生まれず、まず同じテーブルにつく事が相手を知り、お互いの立場を知る事ができる。そうして少しずつでも距離を近づけていければと思いました(60代)
・木村さんが、異なる立場の人たちを一堂に会する機会を作って対話を試みたこと、これは やっぱり13年という時間を経た今だからこそ、できるようになったし、今後ますますそれをやってみることが大切なのではと感じました。もう一回観てみたいです。(50代)
監督プロフィール
映画監督・福島県ホープツーリズム公式アンバサダー
映像と対話の場づくりプロデューサーとして、
ドキュメンタリー、アートフィルム、商業映画を
自在に横断し、コロナ禍以降に発表した5作品は
世界各地の映画祭で17の賞を受賞。
福島の“いま”を伝える「1/10 Fukushimaを
きいてみる」全10作を監督。

『1/20 Fukushimaをきいてみる』上映会の特徴
🔹 ワークショップ形式の上映会
本シリーズは、単に映画を観るだけではなく、上映後の対話の時間を重視しています。
・グループセッションを通じた意見交換
・映画の内容を深く掘り下げるディスカッション
・福島の声を未来につなげるためのアイデア創出
この対話の積み重ねが、映画をより豊かなものにし、福島を考える新たな視点を生み出します。
上映+対話ワークショップ は、企業研修や教育機関、市民団体向けに提供可能です。CSR研修、リーダーシップ研修、SDGs教育、人権学習など、さまざまな目的に応じた活用が可能です。
※以下は開催をご検討中の主催者様向けのご案内です。
(個人参加をご希望の方は別途ご案内をご確認ください)
選べるプログラム
⚪︎ 上映+対話ワークショップ(90〜120分)
ファシリテーターが観客同士の対話を促し、「組織内の対話」や「社会問題へのアクション」へつなげます。
⚪︎ カスタマイズ可能なプログラム
企業や団体の課題に応じてテーマや議論の方向性を調整。
⚪︎ 講演・パネルディスカッション付きパッケージ
映画監督のほかに専門家・関係者をゲストに迎え、より深い理解を提供。
※主催者の方には、事前確認用の視聴リンクをご提供可能です。
対象別料金設定
■ 企業向け(CSR研修、リーダーシップ研修、異文化理解)
・基本料金:10万円+1人あたり5,000円
・内容に応じてカスタマイズ可(上映+対話+ワーク)
■ 教育機関向け(高校・大学の授業、探究学習、SDGs教育)
・【A】教材のみプラン:2万円/クラス(教師主体で進行)
・【B】教材+サポート付きワークショップ:4万円〜/回(講師派遣あり)
・【C】特別対応(予算に応じてカスタム):応相談(都市部や助成活用を前提)
・対象人数:1クラス~複数クラスも対応可
■ 行政・自治体向け(地域課題・社会課題解決の啓発)
・一律:5万円
・市民向けワークショップや職員研修にも対応
・地域の特性に合わせた構成相談可
■ 市民団体・NPO向け(対話の場の創出)
・団体負担費:3万円(上映+ファシリテーション)
1人参加費:1,500円~2,000円(推奨)
※上記すべての金額は税別・交通費別途です。
次回作をともに生み出す、共創パートナーを募集しています。